ひとりごと

〜その〜5

民主町政誕生にかかわったこと

1997年、仕事をやめて1年が過ぎ小川町に移り住んで18年になろうとしていました。今まで仕事を続けながら夢中で子育てをしていましたが、やっと自分自身にゆとりができ生活を見回すゆとりができました。

小川町は自然に囲まれのんびりしたところだと思っていました。その自然がバブル時代の影響で利権の温床となり、街の賑わいはなく、福祉の面でも0歳児保育はなく、学童保育も充実していないなど他の市町村とくらべ大きく後れをとっていました。小川町では26年間無投票で町長が決められてきました。その結果、無風状態の中で空気はよどみ利権となれ合いの政治が横行し私たちの要求からはなれた政治が行われるようになっていました。こんな街住みたくないと 不平不満をつぶやいてみても何も変わりませんでした。

「槐より始めよ」という言葉があります。まず小さな声を出してみる。同じ思いの人たちが見つかりました。「町長選挙をやろうよ。」たくさんの人たちが声を出し、政策ができあがりました。

「変えよう町の政治 つくろう住んでよかったと誇れる町を」

活動開始。住民が動き出しました。私は町長選挙をたたかう運動の代表の一人になっていました。
  この選挙戦の政策をともに練り上げ実行してくれる最適な人が見つかりました。私たちと同じ目線で考え行動してくれる候補者です。そしてこんなアピールが採択されました。 

小川町在住の町民のみなさん

   小川町では26年間無投票で町長が決められてきました。その結果バブル時代の乱開発のつけにより山は荒れ、虫食いだらけとなりプリムローズに代表される特別土地保有税の滞納などで町の財政を圧迫しています。150億もの超過債務があるにもかかわらず「大きいことはいい事だ」式の豪華公共施設づくりの陰で住民負担は増え福祉が切り捨てられ弱い人たちにしわ寄せが来ています。また市街地へは適切な投資もされず寂れていくままになっています。

小川町在住の町民のみなさん

   今町政に求められているのは住民の意向に沿った町づくりビジョンです。私たちの知る権利に基づき情報を公開し住民に開かれた町政でなければなりません。21世紀を担う子どもたちのためにもこれ以上負の遺産を残してはなりません。私たちは町を活性化し住んでよかったと誇れる町を作るためたくさんの人たちと討議を重ねてきました。今こそ私たちの声に真摯に耳を傾けていく候補者とともに、住民本位の政治に流れを変えていこうではありませんか。   

 小川町在住の町民のみなさん

   私たちの町を利権の温床にしてはいけません。
   四季を通じて花が咲き乱れ 澄み切った夜空に降るよう星が瞬き 小鳥がさえずり蛍や蝶が舞う山や川 木の香り和紙の手触り懐かしいぬくもりの「小京都」 歴史と味わいのある町並み。
  この美しい私たちのふるさとが、今新しく生まれ変わろうとしています。
私たちは訴えます。

「変えよう町の政治 つくろう、住んでよかったと誇れる町を」

夢を実現させましょう。

1998年3月14日  はばたけ21おがわ住民参加の会

無所属で現町議の増田幸次さんが擁立されました。

ある老婦人は事務所まではこられないけれど、力になりたいとご自宅で十人以上の方に電話で支持を訴えてくださいました。ひとりで何百件もビラを配りながら支持を訴えた方もいました。誰に頼まれたわけではなく、町をよくしたい自分自身が住む町に誇りを持ちたいという願いにつき動かされ行動していらっしゃるのだと思います。
   私もこの会の代表を引き受けるに当たって「一主婦ですが出来ることは何でもやります」と宣言したものの、宣伝カーに乗り支持を訴えたときには足がふるえました。いわゆる街頭宣伝というものですが、政治活動そのものが初めての経験でした。同じ主婦の方々がそれぞれの熱い思いを込めマイクを握っています。そして電話で支持を訴えていました。もちろん「会」には、働く女性、自営業の方、公務員、環境保護や様々な住民運動を続けて来られた方、農業に従事されている方、芸術家、文化人、議員さんなど本当に多彩な方達が町づくりのビジョンと政策で一致し思いを託しました。「選挙戦は楽しかった。気持ちが高揚し、どこか楽しいところへ旅行に行ったみたいだった。」こんな感想をいった方がいました。

保守も革新も無党派も「町を変えよう」政策(要求)で一致し力を出し切りました。共産党は知恵も力も全県をあげて応援しました。

増田幸次さんは町長になりました。

6月、就任後の最初の議会では12名の議員さんが一般質問をし、大勢の町民の皆さんが傍聴しました。これからの町政への期待の現れだと思いました。議会では与党の議員のみなさんに活躍してもらうことはもちろんですが与野党という枠組みにとらわれず住民本位の町政という大きな観点で一致できる事柄で協力してやって頂きたいと思いました。「21世紀は住民が決定に参加する時代である」と増田町長が就任の挨拶で述べていました。私たちも側面から町作りにこれからも参加していきたい。公約の中には相当な財源と時間を要するものもありますが実現に向けて行動を起こせば行政に反映していただけるものもたくさんあります。
  住みよい町にしたいしたいと心から願っているたくさんの方達と一緒にこの運動をあらたにスタートさせていく、息の長い運動になる、わくわくするような思いでした。

こんな町がいいな

 

小川町は豊かな自然に囲まれた人情豊かな町。そしてそれに惹かれ芸術家や文化人がたくさん移り住んで来た町です。こんな町にしたいな。こんな町だったらいいな。勝手に夢を持っています。

       「町にはすてきな図書館があり、住民はその運営に様々な形で積極的に関わっています。小川町だけではなく、近隣の町の人たちも大いに利用しています。小川町の要所、要所を回る循環バスの止まるところです。住民グループのサークル活動の中で子どもたちに本の読み聞かせがあったり、町の芸術家たちがホールを利用してさまざまな制作発表をしています。
  伝統工芸会館は地場産業の拠点であり、その産業を生かしたイベントが年間を通し企画されています。日曜日ともなると青空市で地場産の新鮮な野菜や有機農産物、それを使った加工食品、町の特産物が所狭しと並び観光客の目を楽しませています。
  福祉センターは住民の福祉サービスのよりどころであり、24時間型のホームヘルプサービスが提供されています。小川町を訪れたハイカー達も立ち寄り汗を流します。
  新しく出来た公共施設では自然エネルギーを取り入れた工夫が随所に見られ、脱消却を目指した循環型のゴミ処理施設が、今まさに建設中です。
  ホタルの里、おおむらさきの里、和紙の里、都心から程近く自然と環境を結びつけたエコツーリズムができるところ。湯布院のように映画を通して文化を発信できればいいな。
  子どもたち一人一人が大切にされ、お年よりがゆったりと暮らしている町。みんな自分の住む町に誇りを持って暮らしている。そんな町がいいな。
  そんな町をつくりたいな」

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